下北沢の失敗
おはようございますruyvellです。
今日は下北沢での失敗を予測観点的に解説していきます。まず何故に成功例ではなく失敗例なのかと言いますと、成功例は運が多少なり影響を及ぼすものですが失敗は不足によってもたらされる物だからです。
例えば「資金不足」「戦略不足」「営業不足」「人材不足」「管理不足」など客観的にみれば至極当然のことのようですが、日常においてつい疎かになってしまうものです。
まずお店をやる前にどれだけの予測と計画をたてているか?これでどの業種でも店舗の75%はもう決まったような物です。
よくある失敗は単純で安易な考えです。例えば下北沢をよくリサーチもせずにコレ下北辺りでやったらうけるんじゃない?みたいな物はすぐに閉店を余儀なくされます。
実際に何軒もそういうところをみてきました。もちろんそれなりにはリサーチをしてきて出店に至ったものだと思います、しかし失敗するのは下北沢が持つ虚像に騙されているのです。ではどういうときに失敗をするのか?まず売り物の或は客単価の値段と家賃などを含めたランニングコストに人件費は無しで考えた場合のハードルの高さ。これがまずは重要です。
例;月/家賃35万 光熱費9万 広告宣伝費3万 +仕入原価α とします。
この時点で月にいくら売るかのハードルの高さが見えてきます。月に47万以上かかるので
仮に一個もしくは客単1000円として月470個(人)です。これに平均仕入れ原価3割とし+人件費を入れたら月に最低でも月1000個(人)以上です。
これがまず第一歩です。
その商品は月に1000個或は1000人が購入/来客してくれそうですか?
客単が3000円の洋服屋だったら330点以上売れますか?
客単が300円のクレープだったら3300個以上でますか?
それと注意して欲しいのが最初は赤字覚悟という姿勢です。これもデッドラインを決めていれば良いですがそこに淡い期待を込めて結果失敗パターンもまさに王道です。
最悪なパターンは商品の客単が安く、路面店で家賃が高く、保存のあまりきかない足の速い飲食を下北ブランドにつられノリでやってしまう事です。
よって最初にあげた「資金不足」「戦略不足」「営業不足」「管理不足」等に気づくのです。また大手のお店を標準価格とはとらえない事です。大手はレバレッジをきかし安く仕入れ展開できますからね。
ここまでは「うん知ってる」と皆さん思いますね?
そしてお気づきでしょう。。
前に書いたように下北沢は基本学生街であるという事を・・・
しかもまだデフレです
安くなければ当然来客回転率は落ちます。地価が高い場所なのに安くしないと買ってもらえにくい場所という恐ろしいパラドクスが生まれます。
これが通称下北マジックです!?←いまつけました
くれぐれも長くサラリーマンをやっていて
退職金もらってそのお金で夢の店なうwww
・・・なんて事はしないようにご注意願います。
それでもやりたい場合はしっかりと下北沢の事例を研究してください。
写真は下北沢にある玩具ショップ「懐かし屋」。甘辛人生劇場とは何ともハイセンスな言回しですね。下北沢自体ある意味フィクションみたいな所ですからね(笑)
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今回は少しでもこの情報が滑り止めになればと思います。
下北で出店する際は失敗も人生の醍醐味くらいにとらえていただければちょうどいいかと思います。
すると自ずと道は開かれる・・・・とは限らないですからねー(笑)
【今日の格言】
諸君は必ず失敗する。
成功があるかもしれませぬけど、成功より失敗が多い。
失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち勝たねばならぬ。
次回は→「下北沢が熱い?」